◆プロボクシング ▽WBA、井上WBC 、尚弥の仕上がIBF、過去WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―同級1位・比嘉大吾(9月3日 、イチりにします9・3ドヘニー東京・有明アリーナ)
スーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が21日、気が強打横浜市の所属ジムで 、戦へダゾーン f1TJ・ドヘニー(アイルランド)との防衛戦に向けた練習を公開した 。披露
この日はシャドーボクシングを3ラウンド 、井上サンドバッグ打ちを2ラウンド披露したが 、尚弥の仕上がシャドーではラウンドごとに違う動きを見せた。過去スピード感あふれるジャブを突き 、イチりにします9・3ドヘニー軽快なフットワークから高速コンビネーションを打ち込んだ。気が強打距離を縮めてのアッパーなどパンチを一発ごとに確認する場面も 。戦へは虫類をイメージしたイラストがプリントされたTシャツを脱いで向かったサンドバッグでは、披露接近戦や空間を広く使って打つなどあらゆる場面を想定した動きも見せた。井上強烈なパンチを打ち込む背中の筋肉は盛り上がり 、躍動した 。アーセナル 対 ニューカッスル 順位
「試合まで2週間を切って、スパーリングもいい感じで進んでいますし 、イメージ通りの動きができている 。調子はすごくいい」と尚弥。自身のXでは「周りの楽勝ムード吹っ飛ばす為にここ数年で一番練習してるから今の時期での体つきが違うように見える 。気のせいか 、 、、」や「過去一って言葉を良く使うけど本当に過去一の仕上がりになるかもしれない」(いずれも原文ママ)などと投稿して順調に調整が進んでいることをアピールしてきたが、「自分の中では気を抜かないための意識で練習していたら 、一番よく練習したという自負がある。かなり追い込みました」と説明。「Xでは具体的は書いていないが、(過去イチの仕上がりという)気がする 、ということ 。30戦近く戦ってきた中で 、何となく 、気がする 。スーパーバンタム級にフィットしてきていると感じるし、(過去イチというのは)一番はそこですね」と自信を見せた 。
メキシコからタイプの違う4人の選手が来日して尚弥の実戦練習の相手を務めた。ここまで消化したスパーリングは89 。父の真吾トレーナーによると「あと2回はやるので 、最終的に99~100ラウンドくらいにはなる」という 。父は「状態がいいのは見ても分かる。意識が高いのも感じる。仕上がり 、調整はバッチリ」と目を細めた 。
尚弥は昨年、スティーブン・フルトン(米国) 、マーロン・タパレス(フィリピン)に連続KO勝ちして、バンタム級に続いてスーパーバンタム級でも4団体王座統一に成功。今年5月には1990年2月以来となる東京ドーム興行で、日本人ボクサーとしては初のメインイベンターとして登場し 、ルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした。今回の対戦相手ドヘニーは元IBF王者で 、11月に38歳となるベテランだが、WBOで2位のほか、WBA6位、WBC、IBFともに7位とすべての団体で上位ランキングに名を連ねており 、決して侮れない相手だ 。
「自分の中では、ネリ戦以上を意識している。判定決着は許されない 。流れをしっかり作って、仕留める瞬間に仕留める。自分でも 、どこが完成なのかはわからないが、まだまだ進化した姿を見せられれば」と尚弥 。公開練習を終えると「気がする、という意味がわかりました?」とニヤリ。大橋秀行会長は「体調は万全 。調子が良くて、スパーリングが終わって『調子 、良くない ?』とかけた言葉はこれまでで一番多かった 。本当に過去最高です」と太鼓判を押していた 。
戦績は31歳の尚弥が27戦全勝(24KO) 、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗 。
試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で生配信される 。
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